2017,03,21, Tuesday
きれいな赤紫色の軟膏、紫雲膏(シウンコウ)をつくりました
この軟膏の創作者は江戸時代の外科医、花岡青州医師(1760~1835年)です
朝鮮朝顔の種子を麻酔薬とし世界で初めて手術をし
「羽岡青洲の妻」というドラマにもなった人だと聞けば思い出す人も多いでしょう
その功績から蘭方医の印象が強いのですが
薬草を使った処方箋もたくさん残していて
紫雲膏もその一つです
さて
このレシピの元になっているのが
更に時代をさかのぼり中国 明の時代(1368年~1644年)に
書かれた「外科正宗」にある「潤肌膏」だそうです
それを参考に医師は切り傷、火傷、皮膚炎など用に「紫雲膏」を創作したそうです
私は材料の一部のラードをシアバターにして
これをもっぱら美容
基礎のお肌の手入れに使っています
顔に塗ると透明感が!
髪の毛には艶が出ます!
simple is the best!
材料も作り方も肌のお手入れも実にシンプルなんですよ
材料は上記の写真だけです
太白ゴマ油、紫根、当帰、ミツロウ、ティーツリー、2016年産BIOラヴェンダーオイル
作り方は1時間ゴマ油を180℃に熱し
温度調整をしながら材料を加えるだけです
しかし、この単純な作業が油断禁物
ちょっと鍋に触れただけでも熱々!
毎回火傷をします(笑)
でも、大丈夫。紫雲膏を塗るから 安心万能薬です
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