2017,03,30, Thursday
3月25日のカナズ・キッチンでご紹介したワイン
ハーブを使った生活雑貨を創作販売しているのですが
春と秋の年2回だけ料理人に変身しカナズ・キッチンを開催しています
このキッチンはハーブとフランスからの食材を使用したヘルシーな創作料理を
厳選してきたフランスワインと共に楽しんでいただくひと時です!
なぜなら
「ハーブってお茶で飲むけれどお料理ではどう使うの?」
「お料理では使うけれどハーブティーはちょっと苦手…」
とか
「ワインの赤と白の違いは分かるけれどそれ以上は分からない」などの問いに
先ずは
見て
香を嗅いで
味わって
ハーブを!ワインを!お料理を!そして美食の国フランスを!
五感で楽しんでいただこう!
というイベントで
お陰様で3月25日の開催で10回目を迎えることが出来ました!
「かなさんのハーブ料理は分かるけれど
なぜワインの話が出来るの?」
はい、では私とワインとの出会いをお話し致します
14年前の私はワインの味も分からずのガブ飲み派で
ワインの知識といえばはボルドーとブルゴーニュボトルの違いぐらいでしたが
転機が訪れたのは
たまたまもらったパリで行われたワインサロン・Vigneron-independantのチケット!
これが私にワインの奥深さを教えてくれました
https://www.vigneron-independant.com/
現在でもそうですが
会場には約200ヶほどの生産者のスタンドが並び
それぞれに地名が書かれた看板が掲げられ
お目当ての産地が見つけやすいようになっています
しかし
当時はチンプンカンプンでしたので
ボトルに貼られているラベルのデザインが目に入ってきた箇所に止っては
入場券と引き換えにもらったグラスを差し出し
試飲をしながら生産者から直接話しを聞いて歩きました
ブドウの出来の良い年にしかオーク樽を使用しない
ヴィンテージワインの色 香りにうっとりしながら
自社のワインを紹介するマダムから飲んだワインの味!
土壌の話を熱心にするムッシュのロゼワインは本当に美味しかったこと!
つくり手の思いも味わう
ワインは芸術であると学びました!
以来 年2回フランスへ行く際にはワインの見本市には必ず出掛かけ
ドメーヌ見学のツアーに参加したりし
たくさんのワインを飲んできました
飲むたびに
フランスワインに魅了され
素晴らしいワインに出会うと
これは ぜひ 皆様にご紹介しなくては!
とワクワクしてきてきます
これが
キッチンをはじめるきっかけとなりました
そして
ご紹介するワインは
日本ではあまりお目にかかれない産地や
既に日本でも販売されているドメーヌのワインでも
現地でしか買えない年・産地などを選んできています
そして
気候やお料理との相性を考えてキッチンを準備しています!
では今回ご紹介したワインについてです
アぺリチフはスパークリングワインにしました
それでは
1本目はロワールのブルグゲイユ(上記の写真右)
Domaine Georget 2015 BIO
赤ワイン/品種:カベルネ・フラン カベルネ・ソーヴィニヨンの親です
ロワールのワインの70%がヨーロッパに輸出されるため
日本ではあまりなじみのない地域です
初めてこのワインを飲んであまりの美味しさに一人で1本飲みほし
次の日2日酔いもなかったこともあり
これはぜひまた飲みたいと思い去年購入してきました!
軽やか飲み口で初めに飲むのに適しています
2本目もロワール・メヌトゥ―サロン(写真左)
Dpmaine Olivier Foucheur 2013
ロワールワイン好きの友人から教えてもらったもので
赤ワイン/品種:ピノ・ノワールです
ブルゴーニュとは違い飲みやすいピノです
エル・ターブルで賞を受賞しています!
ブルゴーニュのような土地の味がしませんが
癖のない軽い飲み心地が美味しいです
最後のボトルは50ml/¥500有料にしました(写真中央)
本当に良いワインなので有料でも飲んでいただきたい!と説明すると
気前の良いお客様!!が1本を購入してくださったので
皆様といただきました
ブルゴーニュ地方 Savigny les Beaune 2011
Domaine Guyon
赤ワイン/品種:ピノ・ノワール
コート・ドールの土地の力
ピノの味わいパーフェクトなワインでした!
ワインのメニューと席番号は桜をイメージしています
メインをお配りする前なのでテーブルが寂しいですが
この後にジューシーなローストビーフが待っています
(写真をクリックすると縦向きになります)
さあ、秋はどんなキッチンにしようか
どんなワインしましょうか
愉しみながら準備をしています!
続き~~食材との出会いは次回に致します
2017,03,21, Tuesday
きれいな赤紫色の軟膏、紫雲膏(シウンコウ)をつくりました
この軟膏の創作者は江戸時代の外科医、花岡青州医師(1760~1835年)です
朝鮮朝顔の種子を麻酔薬とし世界で初めて手術をし
「羽岡青洲の妻」というドラマにもなった人だと聞けば思い出す人も多いでしょう
その功績から蘭方医の印象が強いのですが
薬草を使った処方箋もたくさん残していて
紫雲膏もその一つです
さて
このレシピの元になっているのが
更に時代をさかのぼり中国 明の時代(1368年~1644年)に
書かれた「外科正宗」にある「潤肌膏」だそうです
それを参考に医師は切り傷、火傷、皮膚炎など用に「紫雲膏」を創作したそうです
私は材料の一部のラードをシアバターにして
これをもっぱら美容
基礎のお肌の手入れに使っています
顔に塗ると透明感が!
髪の毛には艶が出ます!
simple is the best!
材料も作り方も肌のお手入れも実にシンプルなんですよ
材料は上記の写真だけです
太白ゴマ油、紫根、当帰、ミツロウ、ティーツリー、2016年産BIOラヴェンダーオイル
作り方は1時間ゴマ油を180℃に熱し
温度調整をしながら材料を加えるだけです
しかし、この単純な作業が油断禁物
ちょっと鍋に触れただけでも熱々!
毎回火傷をします(笑)
でも、大丈夫。紫雲膏を塗るから 安心万能薬です
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