巡礼の旅
8月も後半となりましたが残暑の厳しい日が続いておりますので
怪談ではありませんが本日はちょっと不思議なお話しです

時代が下ってフランスはガリアと呼ばれローマ支配下にあった
紀元70年~96年頃の話しです

ローマではキリスト教を宣教していたパウロやペテロが殉教した直後
キリスト司教位にクレメンスがつきました
彼はドニというパウロと出会って信仰に入ったアテネ人を
ガリア教会の総責任者に命じ彼と彼の2人の弟子を派遣しました

ガリアではドニは多くの人を信仰に導きいくつもの教会を建てましたが、
土着の宗教の僧侶たちはおもしろくありません
彼らは群衆をそそのかしドニたちに襲いかかせたりしましたが、
ドニの人柄と輝くオーラーに群衆の中には
その場でひれ伏す者 恐れおののいて逃げ出す者までおりました

しかし ときのローマ皇帝はキリスト教迫害にとりかかり
ローマ支配下にあったガリアのドニと2人の弟子は捕らえられます
3人は拷問にかけられますが苦痛の中でもひるまず神をたたえ続け
獄中にてミサを挙げているとイエスが現れ
「これをとるがよい 私から感謝のしるしとして」とパンを差し出しされました

そして その次の日
3人はガタガタ刃の斧で首を斬られました

首のなくなったドニは立ち上がり落とされた首を持って天使に先導されて
約3km歩き倒れました
すると 空中に天使達の美しい音楽がなりなり響いたそうです

現在その場所は大きなサンデニ教会 バジリカが建築されています

聖ドニが処刑された丘はパリのモンマルトルの丘 現在サークレール寺院です
首を持った聖ドニが途中で首を洗った場所が丘の裏手にあります
現在は小さな公園となっており首を持った銅像が建っています
2人の弟子はエリュテールとリュスティックでこの付近の通りの名前となっていて
聖人を支えているかのようです

観光客の多いモンマルトルですがここはひっそりとしていて
3人の信仰に思いをよせてこの公園と弟子の通りを歩きました
死ぬほど苦しいときにイエスが共にいてくださることを体験した彼らはなぐさめられたことでしょう
常に イエスは共にいてくださるのですね


ビュイッソン公園 自分の首を持ったサンデニの銅像
| 発見 | 16:32 | comments (0) | trackback (0) |
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