なつかしいもの

アラブの幾何学模様の画集 初めてのパリで購入したなつかしい本です

残暑お見舞い申し上げます

お変わりなくお過ごしですか

上の写真とは全く関係ないのですが
スライミーってご存知ですか

容器から出すとヌルヌルして形が一定しない不思議な物体

今夏 私はスライミー状態でした

何をしてもあまりの猛暑に集中力がまったく続かず
すぐに眠くなり寝てばかり
身体はふやけて
脳は溶けてしまったらと心配しましたが
お盆を過ぎると風も出てきたせいか
久々パソコンの前に座ることができました


さて
行った事もないところの写真を見るとなつかしさを感じたり
潜在意識が呼び覚まされるのか
前世の記憶が蘇っていくような感覚
デジャビュ

なぜか私はアラブの工芸品や文化を見るとなつかしくなるのです
20年前 
生まれてはじめてパリへ行った時に感動したのは
エッフェル塔 凱旋門 チュールリー公園でもなく
書店街のサン・ミッシェル通りでアラブの幾何学の画集(上の写真)を見て
興奮し購入できたことでした

以来 千一夜物語を読み続け
日本やパリでイスラム王朝の企画展示会があると必ず足を運ぶようになりました

展示会でのカタログいろいいろ

話しは戻り
パリにはグランド・モスケ・ド・パリという大きなモスクが5区にあります
ここにはカフェ、アンマム(蒸し風呂)等が伴設されており一般の人でも気軽に
入ることができます

もちろん パリヘ住んでいたときにこのアンマムへ出掛けました
曜日によって男性/女性専用日があるので事前にしらべてから行ってください
もう10年も前の話しなので
蒸し風呂がどのようなものであったのかよくは覚えていませんが
ただ大きなホールのようなところで
100~200名ぐらいの女達が横になっておしゃべりをしたり
ミントティーを飲んだりしている
絵画で見るハーレムのような光景に圧倒された記憶が残っています

隅の方にはアラブ系のおばあさんによるオイルマッサージ場があり
カウンターで別途を支払えば施術を受けれます
オイルはオリーヴオイルだったかと思います
マッサージを受けたというよりも
全身にたっぷりと塗りつけてもらったという印象で
髪の毛も全身ギトギト テカテカになって
はずかしくって下を向いてメトロに乗ってアパルトメンに戻ったことを覚えています

でもこの施術は実はプロの業で
朝起きるとびっしょりと汗をかいていてデトックスされていたのです!

となつかしい思い出のモスケ
先日このモスクについて「パリのモスク」という絵本を読みました

なぜこの地にモスクが建てられたかという歴史
その後ナチスドイツに占領されたフランスで行われたホロコースト
アウシュビッツへの強制連行からユダヤの人々をモスクにかくまった
モスレムの人々の話しです

宗教を越え人間とは美しいと感じる原点の本であり
歴史書でもあり
ガイドブックにはないパリの案内書でもあります

採流社 ¥1500
| 喜   | 16:29 | comments (0) | trackback (0) |
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